生駒ちゃんが大好きだよの回

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生駒ちゃんは少し変わっている人です。かわいいよりもかっこいいを好むアイドルで、決して王道路線のアイドルではないと思います。でもセンターが似合います。不思議だなと。でも、それがアイドルのおもしろさでもある。

 

20thシングルで生駒ちゃんが卒業すると発表されてから、最後に"生生星のフロント曲"があるとしたら、春だし「桜の花びらたち」みたいな曲がいいなと思っていました。乃木坂には桜ソングがないし、ダンスが激しくない曲。みんなで生駒ちゃんを囲んで見送るような、いくちゃんやみなみが寄り添うようなそんな優しい曲が聴きたいと思いました。

 

だから「Against」が解禁された時は少しガッカリしました(笑) バキバキのダンスナンバー。

"生駒里奈のセンター曲"であって、"生生星のフロント曲"感が皆無じゃないですか。 悪いことではないんだけどね。

それでも自分にとっては初めて"生生星のフロント曲"が経験できる喜びもあったし、曲自体はかっこよくて凄い好きでした。

 

でも卒コンでは、そんな個人的な少しモヤモヤまじりの感情を全部吹き飛ばす「Against」のパフォーマンスを見せてくれたことには感謝しかないです。最後に本当に凄いものを見ました。1期生みんな凄かった。ありがとう。

 

 

生駒ちゃんはかわいいが苦手だからかっこいいばかり見せたがる印象があって、制服のマネキンのイメージもあるから生駒ちゃん自身があえてそっちばかり見せていたんだろうと思います。でもそればかり求められていると思ってたならば、少し勘違いしてたんじゃないかなとも思いました。たしかにかっこいい生駒ちゃんは好きだけど、自分はギガちゃんとかあらロマのアイドルアイドルしてる生駒ちゃんも同じくらい好きでした。そういう人は一定数いたはずです。

でも今思うのは、生駒ちゃんはファンが求めていることはわかっていて、それでも自分を貫くことを選択してきたんだなということ。かわいいを求める声もわかったうえで、それでも自分のやり方で、やりたいことをやって、我々の想像を超えてやろうとしてきたんだと思います。それがあのAgainstに繋がっていたんだなと。そして、卒業という選択にも繋がっていたんだなと。

もしかしたら伊藤万理華にも同じような気持ちがあったんじゃないかな。

 

 

振り返れば、生駒ちゃんは誰よりも周りが見えていた気がします。まいまいの卒コンで率先してアーチを作ったり、東京ドームのきっかけで万理華とひめたんに抱きついたり。勘違いしてたのは自分なんだな。

 

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EX大衆の、生駒ちゃんからメンバー1人1人に対するメッセージを読みました。すごい周りが見えてるなと感心してしまいました。感謝や尊敬のメッセージを伝えるメンバー、叱咤激励を送るメンバー。相手によって使え分けて、どれも頷いてしまうような言葉ばかりです。

 

渡辺みり愛

『最年少というポジションに悩んでいた時期もあると思います。「自分がやりたいこと」と「求められていること」にギャップがあると思うけど、やりたいことを認めてほしいという意志は持ち続けてください』

 

先ほど自分が言ったのもまさにこのことで、生駒ちゃん自身もそのギャップに悩んだ1人なのかなと思います。求められていることに気づいていたけど、時には気づいてないフリをしてやりたいことを優先したこともあったでしょう。生駒ちゃんだから掛けられる言葉じゃないかなと思います。

 

 

久保史緒里

『とっても器用に見えるけど、自分自身に対しては不器用なところがある子。若いから自分を嫌いになることもあるだろうけど、それって必要のない苦しみでもあるから、楽に考えて歌や演技の才能を伸ばしてください。』

 

"必要のない苦しみ"という言葉の重さ。

こんな感じでいいメッセージばかりで、生駒ちゃんの乃木坂愛が伝わってきました。

 

 

 

その中で1番メッセージの文字数が少ないのは白石麻衣に対するものでした。誌面でもたった2行。でも個人的にこれが1番好きなメッセージ。

 

白石麻衣

『何も言うことはないですよ。まいやんはスターだから。』

 

 

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生駒ちゃんとまいやんの関係性も好きですが、同じくらいいくちゃんとの関係性も好き。

 

『私は初期の頃、ずっと生駒ちゃんの隣りのポジションだったので、センターになることは一生できないんだろうなと思っていたんですよ。』

 

『あなた、オーディションの時から輝いてたよ(笑)!』

 

そして卒業コンサートでも。

『最初は…生駒ちゃんがどうだったか本当の事は分からないけど、もしかしたら、お互いのことを壁に感じたり強がったりする時期があったんじゃないかなと思っていて。』

 

 

インタビューでライバル視してたかと訊かれると必ず否定するのに、間違いなくライバル視してただろと思わせる発言がたまに出てくるのがたまらなく好きで。

 

 

この2人の関係性は乃木坂の中でも仕事仲間感が強いなと思うんだけど、お互いがお互いにないものを持っていて、それを認め合ってるのが美しいなと。もし、星野みなみという共通の妹がいなかったら、バチバチとまではいかなくても、今ももう少し堅い関係性だったのかなとすら思います。

 

ここじゃないどこかも良かったなぁ。

いくちゃんの口から出る"きっと君なら大丈夫"

めちゃくちゃ沁みた。

 

そして、あのタイミングでやっても「満月が消えた」が微妙なのは流石に草。本当に草。

 

 

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最後に推しのみなみちゃんとの関係性。

みなみ→生駒ちゃんはお姉ちゃんと彼氏という2つの目線を使い分けてる気がして。

でも、生駒ちゃん→みなみはかわいいかわいい妹って感じでとにかく溺愛してるイメージ。

 

早く結ばれてほしい。

 

 

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最後に。

 

生駒ちゃんが卒業コンサートで言った忘れられない言葉があります。

 

『この世界に夢を持ってしまった、その先に続く夢を掴みたいと思ってしまった。』

 

同じ歳の人間としてこれはめちゃくちゃ刺さりました。今でも刺さったままです。

夢を持つことは悪いことじゃないのに、素晴らしいことなのに、こんな言い方されたらどうしたらいいのかわからない。

自分のようになんとなく生きている人間からしたら、本当にいろいろと考えさせられます。

 

 

これからもあなたらしく夢を追いかけて元気な姿を見せてください。

間違いなくそれがみんなの希望になるので。

 

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